木次乳業商品について

kisuki nyugyo’s product

木次のパスチャライズ牛乳

自然の中で育った牛さんの
新鮮な生乳から作られる牛乳

良質な土やきれいな水、きらめくような緑したたる島根の奥出雲。豊かな自然のなか、放牧によって元気にのびのびと育てられた健康な乳牛から、木次牛乳は生まれます。

採れた生乳は、良質な牛乳本来の成分や栄養・風味を損なわないよう、パスチャリゼーション（低温殺菌法）で熱処理されており、大地の香りが感じられ、搾りたてに限りなく近い飲みやすい口あたりが特徴です。

さらには代表商品である木次パスチャライズ牛乳を原料にしたチーズ、ヨーグルト、バターなど、こだわりの製法で、牛乳の天然成分を生かした味わい深い商品生産も行われています。

point

木次パスチャライズ牛乳の
おいしいポイント

良質な牛乳から作られるパスチャライズ牛乳

自然豊かな奥出雲で飼育された健康な牛の新鮮な生乳から、乳本来の性質が活かされる熱処理でパスチャライズ牛乳はつくられます。

しあわせな牛さんが育つ放牧酪農

自然のままの完全放牧で酪農を営む。木次乳業の牛さんは、大自然の中で自由に草を食んで、のびのびと元気に暮らす放牧によって育てられています。

65℃で30分間の時間をかけた低温殺菌処理

生乳の成分や栄養、風味を活かすためのパスチャリゼーションという低温殺菌処理で生産されています。有害な菌だけを死滅させることができ、体に良い乳酸菌が生きたまま残っています。

栄養素が自然な形で身体に吸収されます！

カルシウム・たんぱく質などの栄養素の熱変性が少ないため、さっぱりとした口当たりで飲みやすく、栄養素も自然な形で体に吸収・消化されます。

サラリとした口あたりでさっぱりとした風味

飲んだ後口にネバネバ感や独特の臭いがなく、しぼりたての牛乳に近いサラリとした口あたりでとても飲みやすい牛乳です。

従来の一般的な牛乳の生産とは違い、
乳量主義から乳質重視のパスチャライズ牛乳生産のため・・・

{ 大量生産ができません }

手間を惜しまず丹精込めて作っているため、
大量生産ができません。

{ 温度上昇に弱いです }

乳酸菌が生きているので、暖かい場所に置くと
ヨーグルト状になることがあります。

{ 品質保持期間が短いです }

一番自然に近い牛乳なので、普通牛乳に比べ
品質保持期限が短いです。

保存方法について

食卓などに放置せず冷蔵庫で保存してください。
パスチャライズ牛乳は日数の経過したものほど熱に対して不安定になり、加熱によっては凝固することがあります。牛乳を利用する料理には、必ず新鮮なものを使用するようにしてください。

kisuki pastelized milk’s story

木次パスチャライズ牛乳の誕生

生産者の想いを食卓へ届ける

パスチャライズ牛乳開発物語

日本が農業型の国から都市型国家へと変わろうとするなかで
「自立した農業を」と考え、牛乳の原料生産から加工処理までを手掛け、木次牛乳の名で販売を始めた昭和30年代。

その頃の日本は近代化へ向けて、化学肥料や農薬に気持ちが傾いた時期でもありました。しかしその結果、水田のあぜ草を餌に与えていた牛が次々に原因不明の病気になりました。
牛たちは農薬中毒にかかり、さらには母乳から残留性のある農薬が検出されるなど、いろいろな事実が見えてきました。

「農業とは何か、食べ物とは何か」これまでの伝統農法を改めて見直し、農薬汚染のない野草を主体とする飼育に切り替えたところ、牛たちは健康をとり戻したのです。

有機農業へのこだわり

この出来事をきっかけに、牛も環境や食べ物によって心から体
まで元気になり安定した乳質・乳量が確保できることがわかり
ました。
そうして「何事も自然体がよい」との考えから、水や土に恵まれた土地での放牧によって牛がストレスなく自由に採食できる酪農をはじめ「有機農業」を実践するようになりました。

ヨーロッパやアメリカでは、このような考え方に基づいて生産されていたパスチャライズ牛乳（低温殺菌牛乳）が主流となっており、高熱処理で大量に生産される日本の現状に、疑問を抱いていた木次乳業さんでは、このパスチャライズ牛乳の開発にいち早く取組みました。

安全性の検査、細菌数のチェック、酪農家には飼料はもとより飼育方法、さらには酪農をとりまく環境にも徹底的に配慮した原乳の品質を高める生産管理の継続をもって、昭和53年にパスチャライズ牛乳を流通化しました。
こうして、本物の食べ物を届けたいとの生産者の思いが、日本で初めてのパスチャライズ牛乳として実を結んだのです。

自然に逆らわない食品生産

「食べるということは、地球上の生物のいのちをいただくこと」木次乳業さんでは、創業者佐藤忠吉さんの信念を根底にした思いを受け継ぎ自然のサイクルに基づいた生産が行われています。

牛が口にするものから飼育環境までこだわるのは、食べ物を商品ではなく「健康な命の源」として考えていることが基になっています。
生命力に満ちた自然環境のもと、健康な動植物やそこから生まれる食品を食することが人の健康につながります。
つまり、人間と同じように牛たちも元気で健やかに、愛情を持って育てられることで本当においしい牛乳を生み出すのです。

大自然の仕組みのなかで生産に携わること、自然と共に生きることが木次乳業さんの農業スピリットです。
どんな想いで作物や食品が作られているか、本当に大切なものは何かを、生産者と消費者がお互いに理解しあえることを理想として、自然のものを自然に近い状態で、地域の人々に提供し続ける食品生産づくりが今日も行われています。